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皮膚科|西山動物病院|流山市・松戸市・柏市
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​はじめに
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 犬や猫は、私たち人間と同じように、栄養素を食べ物から摂取しています。栄養素は、私たちが生きるために必要なものであり、食事が健康な体を作っています。

 犬や猫には、体を健康に維持するために、必要な栄養素が全てバランスよく含まれている食事を与えることが大切です。犬や猫は、自らの意思で健康を管理することはできないので、飼い主がきちんとした知識を持ち、正しい食事管理をすることが重要になります。

 そのためには、欲しがるものをあげないのはかわいそうという考えではなく、健康で楽しいペットとの生活が長く続くよう、子犬や子猫の時から適切な食事管理を心がけましょう。

<必要な栄養素の違い>

犬 : 雑食

    蛋白質は人間より多く必要ですが、

    もともと雑食性で、必要な三大栄養素

  (蛋白質、脂肪、炭水化物)の割合は

   人間と似ています。

猫 : 肉食

    人間や犬に比べると、蛋白質が多く

       必要です。

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​<味覚の違い>

 

一般的に、犬や猫が1日にとる食塩の量は人間の1/3程度で良いと言われています。人間の食べ物(特にハムやウインナー、しらすや塩しゃけなどの塩分を多く含むもの)を与えると、塩分過剰になり、心臓や腎臓に負担をかけてしまいます。

 また、猫は甘みを感じることが出来ませんが、犬は甘みのある食べ物が好きなので、与えすぎは肥満の原因になります。

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 市販フードの種類と選び方 

 2009年に『愛玩動物飼料の安全性の確保に関する法律』が施行され、これにより犬猫の健康に悪影響を及ぼすようなペットフードの製造、輸入販売は禁止されています。また、製造業者名、賞味期限などの表示が義務づけられています。

・ 総合栄養食(主食になるもの)
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犬や猫に毎日の主要な食事として給与することを目的としたフードになります。

新鮮な水と一緒に与えるだけで健康を維持することができるように、栄養バランスが調整されています。

・ 間食 (主にしつけやご褒美に)

ペットとのコミュニケーションをとるための手段やご褒美としてあたえるものが該当します。ジャーキーやガム、スナック、トリーツなど様々な物があります。欲しがるままに与えると肥満の原因にもなります。

1日に必要なカロリーの10%以内に抑えることが大切です。

・ その他の目的食  

副食・おかずタイプ ・・・ 

フードに足すことで嗜好性を増進させます。

例 『一般食』、『ふりかけ』、『おかずタイプ』   

栄養補助食      ・・・ 

特定の栄養の調節やカロリーの補給

例 『栄養補完食』、『動物用栄養補助食(サプリメント)』

療法食        ・・・   

病気のタイプに合わせて栄養素を調節したご飯です。

ペットフードのタイプ
西山動物病院 千葉県流山市 皮膚科

愛犬・愛猫のライフステージにあったフードの選択​ 

 

・哺乳期

 生まれてから30日程度は母乳で成長します。市販のミルクを利用する場合には、犬は犬

用、猫は猫用のミルクを与えます。

​・離乳期

 生後約20〜60日くらいまでの期間は離乳食を与えます。離乳食がない場合は、子犬用

や子猫用のフードをお湯やミルクでふやかして与えます。

成長期

 小型犬では生後50日から10ヶ月程度、中型犬では生後約50日から1年程度、大型犬では生後約50日から1年半程度、超大型犬では生後約50日から2年程度、猫では生後約50日から1年程度の期間です。子犬用や子猫用のフードを与えます。給与回数は、4か月齢頃までは1日3〜4回、その後6か月齢頃までは1日2〜3回、6か月齢以降は1日2回に分けて与えるのが理想的です。

・成犬・成猫期

 1歳から6歳くらいまでは成犬・成猫用フードを与えます。1日に必要な食事を2回に分けて与えます。

・シニア期

 約7歳から8歳以降の時期を言います。市販製品では、シニア用(高齢期用)のフードがあります。シニア用フードは一般的に低カロリー、高食物繊維で、病気の予防に役立つと考えられる機能性成分が添加されていることが多いという特徴があります。健康であれば年齢だけでの理由でシニア用に切り替える必要はありませんが、成犬・成猫用でもシニア用でも、高齢になるほど質は高く消化吸収の良いペットフードを選びたいものです。

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