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柴犬 : アトピー性皮膚炎

治療前

治療開始後1ヶ月
治療プラン

痒み止め

免疫抑制剤

インターフェロン

減感作療法

抗ヒスタミン薬

ステロイド外用薬

スキンケア

シャンプー療法
上記の選択肢を基にその子に合わせた方法を提案させていただきます。

このワンちゃんの場合、シャンプーと痒み止めなどのお薬を使用しました。
約1ヶ月でここまで毛が生えそろいました。また夜も寝れないような痒みから解放されたようで、ご家族の方も大変満足していただきました。

トイ・プードル: 膿皮症

皮膚の症状

検査の写真 球菌
治療プラン

抗生物質

外用薬

消毒

シャンプー療法

このワンちゃんは皮膚の感染症になっていたため、抗菌シャンプーと消毒薬などを使用しました。3週間ほど治療に時間がかかりました。
抗生物質を選択することもできましたが近年、抗生物質に対して抵抗を示す耐性菌が多く見られるようになったため、当院ではなるべく抗生物質の使用を控えております。
ボクサー:細菌性毛包炎?

皮膚の症状

横からの写真

このワンちゃんは他院で細菌性毛包炎と診断されていたため、抗生剤を長期間服用されていました。よくよく調べてみると、毛穴に潜むダニ(通称:ニキビダニ)が大量に寄生しておりました。これは幼児期に発生する場合と中高齢で発生する場合で原因が違うためなかなか管理が難しくなることも多々あります。今回のワンちゃんは幼児期の発生でありましたが、全身に症状が見られたためニキビダニを倒すお薬により治療を行いました。

検査によって見つかったニキビダニ
T・プードル: 脱毛

初診時

初診から約1年(処置後4ヶ月)

ホルモン剤

サプリメント


麻酔下での
マイクロニードル処置
去勢手術

他院で「脱毛症X」と診断された症例です。この脱毛症Xははっきりと診断することがとても大変です。検査を行いすぐにわかる病気と違い、一つずつ病気を否定していく『除外診断』を行います。このわんちゃんは最初にサプリメントから始めましたが、効果がイマイチだったため全身麻酔下でのダーマローラーという細かい針がついた器具で毛根を刺激し、発毛を促す処置を行いました。写真をご覧いただいてわかるように初診時と処置後では発毛の具合や毛の色に変化が見られました。実はこのわんちゃんはもともと褐色系の毛色をしていたようです。
治療プラン
雑種猫: 全身の脱毛、痒み、痂皮

痒みがあり、全身に脱毛が見られました。
鼻の頭にも脱毛や痂皮が見られます。

緑の矢印のところから採材しました。
特殊なライトで光をあてると…
右の写真です

黄緑色に被毛が光りました!
これは、人にも感染する皮膚糸状菌の感染が疑われます。

この猫ちゃんは13歳で室内で飼われてます。通常、皮膚糸状菌は子猫や子犬など免疫力が未発達の動物や外で飼われている動物に多い病気です。もちろん、成猫や成犬でも起こります。それは病気や薬などによって免疫力が下がっている時です。この猫ちゃんは肥満細胞腫という病気のため治療を行なっていました。病気の進行あるいは薬の影響により徐々に体力が奪われていたところに皮膚糸状菌に感染した被毛と接触してしまったたため、発症したと考えられます。
痒みが出ていたためかゆみ止めを使用されていましたが、皮膚糸状菌の治療によって痒みがなくなりつつあります。

感染した被毛を拡大した写真です。
緑の矢印の部分で観察されるような丸い粒々が糸状菌です。
ミニチュア・ダックス: 高齢犬 なかなか治らない外耳炎

なかなか治らない外耳炎には理由があります。

耳垢を染色液で染めたものを顕微鏡で観察しています。本来、あまり観察されない細菌が見つかりました。

このワンちゃんは17歳のM・ダックスフンドです。
当院では、再発性・難治性の外耳炎の治療に耳道内視鏡(オトスコープ)を使用できます。
耳道内視鏡(オトスコープ)は、従来の耳鏡よりも鮮明に耳道内を観察できます。今回のワンちゃんも手持ちの耳鏡では観察することができない部分に腫瘤がありました。今回のケースの場合かなり高齢のためオーナーさんと今後の治療について協議した結果、積極的な治療はせず対処療法をすることになりました。
積極的にこの腫瘤を治療する場合、MRIまたはCT撮影を受けていただいた上で治療計画をたてさせていただきます。あるいは、2次診療施設の東京農工大学動物医療センターをご紹介させていただいてます。
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