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加齢に伴う変化
part 2
準備中
① 食事の変化

好き嫌いが多くなってきたのは、わがままのせい!?
『同じ食事が続くと食べなくなるものの、別の銘柄の新しいフードに変えるとよく食べる』・・・というフレーズをよく耳にします。
皆さん『同じものだとすぐに飽きる』、『うちの子は好き嫌いが多い』と思われてませんか?
実際にそのようなワンちゃんもいると思いますが高齢になると理由はそれだけではありません!
『食事に飽きる、好き嫌いが多い』など心の問題だけでなく、体の不調からこのような状況になる場合も多々あります。
実は・・・こんなことが考えられます。(一例です)
1) 歯の痛み
自分に置き換えて考えた時、歯が痛くて食欲が落ち気味でもいつもより美味しいものが出てきたら、少し食べてみようって気になりませんか!?
お腹は減るので頑張って食べて見ますが、やっぱり痛いので食べることができない、食べたくないとなってしますのです。
こんなサインは要チェック!!
□ 歯茎の腫れの状態
□ 歯石の状態
□ 歯がグラグラしていないか
(注意)口を触ろうとして嫌がる時は無理に行わずに動物病院に受診してください。
2)首の痛み
頚椎の変性脊椎症や椎間板ヘルニアのため、食べたいのに食べられないこともあります。
頭の重さを首が支えています。
常に負担がかかっているため頚椎に変形を起こしたり、椎間板に障害をきたしたりして、首を痛めるようになります。
こんなサインは要チェック!!
→床におかれた食器から食べるため、上手く頭を下げることができず、首を思うように下げられない。

まとめ
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高齢動物において、食事(栄養管理)はとても大切です。
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活動量の減少と体脂肪の増加に伴い基礎代謝が低下するため、必要なエネルギー量が低下します。
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消化機能も低下するため、必要な栄養素は維持しつつ、カロリーは低下しないような食事の選択が大切です。
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食事や飲水時にむせやすくなるなど咽頭反射や嚥下の低下により誤嚥などのも起こしやすくなります。
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口腔内の環境も悪化するやめ、歯周病による食欲の低下や口臭がきつくなるなどの症状が見られます。
〜 動物に起こる変化 〜
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食事のスピードが遅くなる
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硬いものが噛めなくなる
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食事中にむせる
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嘔吐を起こしやすくなる
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歯周病などで歯が抜ける
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脱水しやすい
〜 管理上の注意点 〜
消化の良い『高齢期用』の食事に変える。
ドライフードをふやかしてみる。
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